DATE
2024.08.27

第221回

  

言葉のちから

言葉が溢れすぎている日常世界の昨今では、その取捨選択の労に多くのエネルギーを費消させられる方々も少なからずおられるのではないでしょうか。
その多くは受け身的に受信する、メデイアからの情報洪水も有るでしょう。また、デジタル機器から発せられて来る一方的な言葉の受信もそのひとつかも知れません。

言葉を意識しだすのは、両親からの教え、つまり家庭での教育や世間の常識や善悪など、自然と身につき育っていく過程での大きな学びの言葉として自覚せずに芽生えてくるころからだと思っています。
學校教育での言葉の多くは、諸先生方からの発する教育・指導に及ぶあまたの言葉を浴びて、それぞれに受け止めながら個々に成長していくのかも知れません。また、多くの学友やクラブ活動からの仲間たちとは、言葉の摩擦を通じて相互に批判しながら育っていくのかも知れません。その間、言葉の意味の奥行や、範囲や、深浅など巡ってその言葉を取り持つそれぞれが納得のいく理解が得られる状況は、相互に関心がなければそれぞれに帰属する解釈で終わってしまうのではないでしょうか。

多くの先師に巡り合い、その都度耳にした数多くの先師の言葉が、記憶と共に自分の生き方や考え方に、或は行動に大きく左右しているように感じます。言葉のおもみを感ずることはある種の生き方を暗示してくれるのではないでしょうか。

取締役会長

村岡 正啓

Muraoka Masahiro

同志社大学商学部卒業。
(株)大沢商会を経て、
1985年人材派遣会社創業。
1997年アソート(株)設立。

趣味:ラグビー、ゴルフ、映画、読書

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