第225回
この一年、思い起こせば数限りない事が去来してくるこの頃です。
積年の目標への達成への取り組みに苦しんだり、到達への喜びに浸ったりまたは新たな目標への果敢なチャレンジに邁進したりと各人、各様に前進を重ねてこられたのではないでしょうか。
先人の言葉に、この世には無駄なものは一切ない。との言説が有ります。日々の行動や、生活で生ずるあらゆる社会的な摩擦の時間を過ごしつつも、そこには何がしかの意義や、根拠の所以が根底にあるのではと思っています。個々人での判断や、価値観や、モノサシなどその人固有の能力に、自ら制限をかけて、折角の飛躍の場とか、成長・発展のチャンスの芽を自ら刈り取ってしまっていることが在ります。かといって、勘違い、慎重性を否定するものでも有りません。
人の、行動や思考の範囲や奥行きや深さ等々、計り知ることは出来ませんが、その人なりの防御本能が優先し自ら「制限」水準を設けてしまうことが多々潜在的にあるのではと思います。
自ら歩んできた経験・体験からの知識や智慧にプラス、データや情報リテラシーが重ねられ、制限水準が高められ緩められるのではないでしょうか。
何事も真摯に能動的に取り組めば知らず知らずの内に、内なるパワーが蓄積された、地力・能力が備わり、何時しか思わぬ思考や行動の範囲も向上し、目標目線も大きく育んでくれるのは自分への制限の開放しかないのでと思っています。
取締役会長
村岡 正啓
Muraoka Masahiro
同志社大学商学部卒業。
(株)大沢商会を経て、
1985年人材派遣会社創業。
1997年アソート(株)設立。
趣味:ラグビー、ゴルフ、映画、読書