DATE
2025.03.27

第228回

  

感覚のズレ

ものの判断や見極めなど、その段階ごとに導きだされるカタチには、個々人ごとにその時々に適応した最善の価値判断が下されているのが通常ではないでしょうか。
その目安となるのは、いろいろあると思いますがその当人の価値観なり、その人の持てるある種の感覚ではないかと思っています。

その当人の感覚がいつも常識的で正しいのであれば、其れがその人の通説となり世間的には、その人固有の人格的なものとして受け入れられるのではないでしょうか。
昨今のデジタル社会の進化による、SNSの伸展と若者を中心とした社会生活のツール化への定着と活用頻度から、あらたな世相が反映されてきているのではと思っています。特にAIとの共振から発せられる新たな価値観を伴う感覚や発想は、従来感覚での固定的な常識感覚からはとても理解しがたい様相も垣間見られる現象が生じてきている感じがします。従来秩序の崩壊の足音が聞こえるような感覚のズレを覚えます。

我々の、日々の社会生活においては、世情一般の常識的な感覚が存在します。誰がみてもおかしいとは思わない常識の範囲とも言えるでしょう。それとは逆に、その世間の常識では考えられない範囲からズレての感覚を繰り出される場合もあります。が世間一般的にはそれらを包摂していく度量も必要かとも思っています。

取締役会長

村岡 正啓

Muraoka Masahiro

同志社大学商学部卒業。
(株)大沢商会を経て、
1985年人材派遣会社創業。
1997年アソート(株)設立。

趣味:ラグビー、ゴルフ、映画、読書

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