第227回
なぜ、あの時あのような結果になったのか?自分の気づかないところの作用に逆らうことなく、ただ自然の流れに沿うが如くなりゆきに従うことが当たりまえの少年期であったような記憶が在ります。
自分の進むべき道が、自らの希望とか志などが未だぼやけた情況でも素直に受けいれてきたことが、目に見えない大きな気運を背負ってきたような感覚が残っています。
当時、経済的にも窮屈な家庭でしたので自分としては、早く実社会で働く世界を夢みていました。が、何かの作用のお蔭で大学進学が叶いましたが、家計のこともあり、バイト優先での就学を覚悟していました。
これも時運と言いますか、不思議な出会いに恵まれ希望の運動部への入部と素晴らしい恩師と仲間に出会えたことも見えない気運の分かれ目であったような気がします。
多感な時期に見聞きしたことや、感じた事や、経験を重ねると同時に多くの出会った人々が、後々における大きな節目となる学びの場を与えてくださったのではと強く思っています。
それらが、精神的な糧としての土壌になってきたものと感じています。
置かれた状態や環境、立場に立たされた情況での判断や行動が、目に見えない力のお導きのお蔭でその後の大きな分かれ目に繋がっていったようにも思えます。
たまに、偶然の変化・展開にも左右されますが、そのこと自体が将来の成長を育んでくれる分かれ目としての土壌ではないかと思っています。
取締役会長
村岡 正啓
Muraoka Masahiro
同志社大学商学部卒業。
(株)大沢商会を経て、
1985年人材派遣会社創業。
1997年アソート(株)設立。
趣味:ラグビー、ゴルフ、映画、読書