第230回
何にでもこだわって生きてきたような気がします。俗にいう損か得か、好きか嫌いか、良いか、悪いか、等々の世俗的な視点ではなく、自分目線、自己の思い込みが正しいかは別にしての己の価値判断に重きを置くと言った拘りに終始してきた感が在ります。
長じて今日を迎える日々の中でも、概ね後退よりも一歩でも前進したいものと気構えてすごしてきたような気がします。
それでも、原点というか、目的というか、なんの為にとか、何でそこまでとか、何がそうさせるのか等々自分の行動や考え方の根源などまったく意識の及ばない範囲で過ごしてきたのかも知れません。
詰まりは、己の立ち位置などに拘るよりも優先すべきは、社会的、世間的、常識的な視野を原点とした行動や思考の判断に重きを置いてきたような気がします。正義とか誠意とか、正しい事が貫けたらとの希望に託すような心境に至ることも有ります。
中々、描いた想いを理想的な形で実現できることなど、いつの世であってもそのような社会的な基盤は、存在しないものと承知すべきだと思います。本来ヒトの生きる原点とは、常に満たされることのない願望や、希望に向かってその意志ある行動の松明を掲げて行くべきではないかと強く思っています。
取締役会長
村岡 正啓
Muraoka Masahiro
同志社大学商学部卒業。
(株)大沢商会を経て、
1985年人材派遣会社創業。
1997年アソート(株)設立。
趣味:ラグビー、ゴルフ、映画、読書