第220回
真夏の祭典パリオリンピックでの熱戦は、暑さのなか興奮と感動を見るものに与えてくれます。観て学ぶ絶好の機会かと思います。見るもののそれぞれの立場で受け止め方が違うかと思いますが、誰もが涙したり、悔しがったり、歓喜に浸ったりと、その瞬間に出会うことの素晴らしさはオリンピックならではの世界といえるでしょう。
日頃の鍛練を積み重ね、日本代表を勝ち取り世界の頂点を目指す選手になるということは、本人の素質や努力は勿論、その育成に尽力されたコーチ陣や環境整備ほか多大の周囲が支える仕組みが有ってのことではないでしょうか。
世界の強豪が、ひしめくオリンピックでの一発勝負の舞台は、幸運・悲運、悲喜こもごもの世界と言えるでしょう。
頂点に立てるか否か、はそこに立つための準備にすべての挑戦者は十分にしてきているはずでしょう。競技優先の毎日を過ごし、多くの犠牲を払いながら自分との闘いを始めとして、周囲やメデイアの雑音含め、期待や希望の重みのプレッシャーとも闘いながらの日々の鍛練を怠らなかった証かと思っています。
それでも自分の夢を実現できた人の、インタビューや表情からうかがえるのは、決して諦めない心、自分を信じる心、あくまで自分との闘いで、謙虚に、かつ大胆に挑戦し続ける魂の塊のような印象を受けます。
人生、何事も「その準備」と「自分を信ずる」、「決して諦めない」が大事な事ではないでしょうか。
取締役会長
村岡 正啓
Muraoka Masahiro
同志社大学商学部卒業。
(株)大沢商会を経て、
1985年人材派遣会社創業。
1997年アソート(株)設立。
趣味:ラグビー、ゴルフ、映画、読書