DATE
2021.04.27

第181回

  

無理をしない

長らえることにたけた存在と認められる、先哲の言葉としてよく用いられるのは、「無理をしない」ことと在ります。
辞典によりますと「無理」とは、「道理・理由がないこと・さま」、「押し切ってすること・さま」、「することが難しいこと、出来そうもないこと・さま」と謳われています。

昨年初頭来の、新型コロナウイルスの災害禍にも見舞われているいるこの状況下で、今一度、「無理」について考えてみたいと思います。災厄、災害から逃れることとしては、道理・理由が存しない事由にかかわらず、安全第一としての行動しかありません。一方、種々の会合、行事、催事等々の予定もあり、かつ緊急な招聘もあり、何かと自分の持てる時間が奪われる事が多々あります。その中でどれを選択し、何を優先すべきか、どこに参加すべきか等々の判断と行動も分岐点のような感じがします。
長らえることにたけるには、理と情の狭間での葛藤が常に纏わりついてきます。その中での、端的にいう身の置き所をどこに置くべきか、どうわきまえるべきか、絶えず目まぐるしく変化する環境のなかで「無理」をいかに避けるべきか、なかなか難しい課題かとも思っています。

無理を意識しすぎて、思うに任せてばかりでは、折角のその時々の成長の機会を失することも数多いかも知れません。「無理」とも思われるような課題や、難題にはいつかは遭遇します。その時にどうするか・・が大きな、分かれ目のような気がします。

取締役会長

村岡 正啓

Muraoka Masahiro

同志社大学商学部卒業。
(株)大沢商会を経て、
1985年人材派遣会社創業。
1997年アソート(株)設立。

趣味:ラグビー、ゴルフ、映画、読書

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