DATE
2014.08.31

第101回

  

「環境」の必然性

サッカー日本代表新監督のアギーレ氏の言葉に、代表選手の選考におけるポイントの一つに、「ゲーム中に自身がボールに触れる、あるいは絡む時間はせいぜい2分。後の88分をどう動いているかを見る」と述べています。

「選考」される、あるいは最終選考に残るということは、やはりそこには他の選手にない、「残り88分」での立証を示す、何かがその「紙一重」の差ではないでしょうか。
トップアスリートで留まり、維持できているスポーツ選手は、おそらく「その瞬間」、「その一瞬」、「その場面」、での本能的な「動き」や「その決断」、「思い切り」の判断の「決めて」をその場で本能的に発揮できる並はずれた精神力と瞬発力の持ち主でしょう。

それらは、おそらく先天的な体力や精神力もさることながら素晴らしい環境に恵まれることが必須条件でしょう。
その「環境」形成の主要部分としては、その時代に自身が合致していること、トップレベルの監督やコーチ陣のとの出会いや関わり合い、仲間との良きライバル環境、目指す「目標」の意識レベルの照準がどこか、そのための諸設備が整備されているか等、も一部でしょう。
それらを、十二分に承知した上で、自らの「目指すべき目標」を明確に自覚でき、しかもそれらに挑戦し、達成できる強い意志の持ち主が最後の選考に残るのではと思っています。

折角の恵まれた環境を活かし、一度のチャンスをモノにし、自分の持ち場や役割を発揮することは、やはり素直さが左右するのではと思ってしまいます。
その証が、晴れの舞台での華々しい活躍や、結果をもたらし、観客や応援の人たちを魅了してやまないですが、彼らから聞こえるのはいつも、周りへの「感謝」が最初に出てくる言葉として印象に残ります。

取締役会長

村岡 正啓

Muraoka Masahiro

同志社大学商学部卒業。
(株)大沢商会を経て、
1985年人材派遣会社創業。
1997年アソート(株)設立。

趣味:ラグビー、ゴルフ、映画、読書

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