第231回
いつも馴染んでいる道路とか町通りを車や自転車など、時には歩行での動きなどで行き来しています。
普段の街並みや風景も無意識のうちに朧気ながら頭の片隅に記憶として留まっています。そのような街の外観はじめ、日常目にする姿、形等も何がしか心に残っていることが在ります。
その様な残映を映して来た風景が、ある日突然に今まで無かったお店が現れたり、逆にシャッターで閉じられていたりと、そこに長年あったお店が消えたりします。同業と思われるお店が順次連鎖
的に閉じられていったりと、時の流れを嫌が上にも感じさせられる場合もあります。
時代の変化の絶えざる波及を徐々に受け入れざるを得ない対象として、従来あったであろう姿や形などが葬られ、新たな姿として現れる。自然淘汰されてしまうのが世の常のような気がします。
私たちを取り巻く環境は休みなく、静的にも、動的にも弛まなく刻一刻と変化への刻みを怠ることはないでしょう。
その時、自分で感じた印象なり、視覚でとらえた残像であっても時の移ろいと共に、そこには新たな風景が生み出されて来るのが必然かも知れません。
固定概念や凝り固まった観念では、ミスミス新たな風景を楽しむことも学ぶ事も出来ないような気がします。
百聞は一見に如かずとは言いますが、自らの目でとらえることで自分の思考や奥行へと大きな収穫をもたらしてくれるような気がします。
取締役会長
村岡 正啓
Muraoka Masahiro
同志社大学商学部卒業。
(株)大沢商会を経て、
1985年人材派遣会社創業。
1997年アソート(株)設立。
趣味:ラグビー、ゴルフ、映画、読書