DATE
2023.12.25

第213回

  

物語る現場

有名大学の運動部の不祥事や、過去の栄光からの没落、低迷のトンネルから抜け出せない等は、恐らく周りの環境が非連続的に変わっているのに指導者の意識が連続的で進取の意識がみられない場合が多いのではないかと思っています。

これらの現象は、社会全般にも言えることではないかと思います。政治の世界は勿論、企業社会や伝統的組織構造にある社会組織などにも多くみられるかも知れません。
それらの現場にはびこり、醸成している正体はどんなものでしょうか?おそらく何を言っても、無視される。すべては押し付けられる。自分でやりたいことが出来ない。異見を具申できる雰囲気ではない。上からの指示があれば動くか、上からの命令でしか動かない。自分が理解できる範囲でしかしない。まだまだあるかも知れませんが・・・
本来、価値を生み出す現場から、価値が生まれ来ないのは、何に起因しているのか?構成しているメンバーの意識が、自らの主体性が発揮できないか、目標に向かってメンバー間の意識のベクトルが合致していないか、メンバー間でのもっとこうすれば良くなるとか、こうしたら良くなるとかの向上心や、改善点が出てこない。ー要は、仲間内でのコミュニケーションの欠如が大きいのかも知れません。

現場が物語るのは、正直な現状の姿であるかと思います。その現状に対する深い洞察と研究次第で大きな成長・発展につながる要素が隠されている場合が多いと思います。
現状の、現場がその組織の「今・実態」を反映していることは事実でしょう。
日々、「現場」が進歩、進化、成長していくことが、広く社会への貢献ではないかと思っています。

取締役会長

村岡 正啓

Muraoka Masahiro

同志社大学商学部卒業。
(株)大沢商会を経て、
1985年人材派遣会社創業。
1997年アソート(株)設立。

趣味:ラグビー、ゴルフ、映画、読書

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