DATE
2015.10.31

第115回

  

変わること

何らかの「変化」への入り口では、一番の障害は従来からの思い込みや、既成の事実として誰しもが陥る「変わること」への抵抗として決してそれはできないとか、そんなこと絶対できるわけがないとしての否定的感覚が左右しているのかも知れません。

今般の、ラグビーワールドカップで見せた「ジャパン」のラグビー(4戦での3勝1敗)は従来の伝説的な「観念」を覆し、大きく変貌した姿を私たちにみせてくれました。
それは、過去の「テストマッチ」(国際試合)での「体力差」とか、「スピード」、「スタミナ」とかフィジカル面での徹底的な彼等との差が24年間で1勝しか勝てないジャパンの定説と化していました。

勝てない理由、敗れた要因に対して事細かな分析をし、誰もが納得してくれる言葉で理解を求めてきてはいなかったかどうかを問う大きな契機となったのではと思っています。
2012年に就任したエデイジョーンズHCによる、「マインドセット」、「ハードワーク」、「リーダーシップ」の3要素の「改革」とその遂行徹底化が「ジャパンラグビー」が大きく変貌を遂げた要因とされています。

「ラグビー」という世界に止まらずあらゆる「競技」、「競争」や「競合」、「勝負の世界」に置ける我々の「敗因」のとらえ方の根本的な軸足を覆してくれたような気がします。
「あのボルト(100m、世界一)はマラソンの練習はしていない」という言葉で表したエデイコーチは「我々はラグビーをやるための練習をするのだ」と常に「目的」をテイームに浸透させました。 そこに、変貌した「ジャパンラグビー」を見ることが出来たのではと思っています。

取締役会長

村岡 正啓

Muraoka Masahiro

同志社大学商学部卒業。
(株)大沢商会を経て、
1985年人材派遣会社創業。
1997年アソート(株)設立。

趣味:ラグビー、ゴルフ、映画、読書

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