第209回
生物は生を受けたら、何がしかの刺激を否応なく受け入れざるを得ないのではと思っています。生を司る細胞が、あらゆる刺激をその時々に受け入れる自然的な沙汰として内在しているのかも知れません。
自意識が向上してきて、能動的に行動することで予期せぬ出会いや、書物の世界からの感動や、体験及び経験のなかで思わぬ発見や気づきという感性の刺激から、人はまた新たな学びとして成長していくものだと思っています。
家庭内での、両親や兄弟や、縁戚関係の方々含め、自分の見知らぬ、世間や社会の慣習や決まりなどの知見が、俗にいう世間の常識として心にとどまったりしてきています。
学生生活での、先生方や、仲間たちや、部活動の先輩や後輩たちからも自分の見知らない体験や、ルールなど含め、何らかの刺激を受けては前向きに成長できてきたかの印象を持っています。
それらは、意識せずとも知らないことを素直に受け入れるという前向きな劣等意識、つまり単純に教えを乞うとの姿勢から湧いてきたようにも思っています。
より多くの発見や気づきを促す刺激が身の回りには溢れすぎている昨今、どう選択することが、自分を強くしてくれる刺激か?が大事だと思います。
自分で、自分をほめるとか言いますが、余程の事かと思います。 本来、自分にとっては最良と思われる選択での決断で人は行動するのだと思います。それが実に、うまくできていて、最良との自信を時には押しつぶすのは、その時の慢心や、油断からくる誰にも言えない大きな失敗が、その人に一番刺激をもたらすような気がします。
取締役会長
村岡 正啓
Muraoka Masahiro
同志社大学商学部卒業。
(株)大沢商会を経て、
1985年人材派遣会社創業。
1997年アソート(株)設立。
趣味:ラグビー、ゴルフ、映画、読書