第193回
うまく時流の流れに沿いながらも、見えない課題や障壁がいつも見え隠れしつつ漂っているような気がします。次々と生じてくる難題や困難に際しても、準備が思うようにははかどらず、ついその時々での対処・対応に陥ってしまいます。
21世紀に入り、アメリカの同時テロ、金融恐慌、東日本大震災、パンデミック、戦争、気候大変動、超高齢者社会、少子化、晩婚化・・・等々。地球は、勿論のこと、日本社会の大変動、変革・変化の真っ只中が今の時代の様相だと思っています。
それだけに、この激変「環境」の只中における変化をどれだけ適確に敏感に、感性的あるいは感覚的に観察しつつ社会の「潮流」や「人流・商流」を把握・理解していくことは、至難の事だと言えるでしょう。
然しながら、これらの変調・変動が、地球軸あるいは社会軸のどこかの軸を基点としながら、ジワジワと徐々に然るべき方向に移動し始めているような気がします。さも、誰にも気づかれず、俗にいう世間一般が周知し始めるころには、新たな時代の息吹を季節の変化のように肌感覚で馴染んでくるのではと思っています。変化への意志ある対応こそが、その時代を捉える唯一の心構えかも知れません。
取締役会長
村岡 正啓
Muraoka Masahiro
同志社大学商学部卒業。
(株)大沢商会を経て、
1985年人材派遣会社創業。
1997年アソート(株)設立。
趣味:ラグビー、ゴルフ、映画、読書