DATE
2013.02.28

第83回

  

あたりまえ

寒さを残しつつも、春を意識しての今日この頃です。
季節感で春を意識した想いは、寒さに対する否定的、拒否的意識を、自然に受容していることになるのではと思います。
いつも「今あること」や「当然あるもの」「自然とそうなっているもの」……等々の現実を、私達の普段の生活の中に滲みこんでいる不偏的なものとして受け入れています。

水や空気と共に、日々何らの自覚や意識も不要な日常の世界に慣れ親しんだ生活のリズムを、当然と安易に考えていいものだろうか?
何事も「あたりまえ」との勝手な自己本位の考えが、後々の大きな悔恨や痛痒を招きはしないか?あるいは自分が気づかずとも、廻りから多少は傲慢とも見とれるような態度をいつしか露出していないか、自分の言動によって、それがときにはその対象の方々に不快な念を招いていないかどうか、等々、日常茶飯の事柄が、自分ひとりの身勝手な行動が、人々が多数おりなす「世間」という社会一般に対して、幾ばくかの災害の種をもたらせているのではとも思っています。

絶えず、何が「正しい」ことなのか?「正しい」こととはどういうことなのか?「正しい」ことを常に自覚し、自然体として、日々、その実践にひたむきな努力を惜しまず、自分よりも他者に向けての貢献を心掛けていければと考えています。

取締役会長

村岡 正啓

Muraoka Masahiro

同志社大学商学部卒業。
(株)大沢商会を経て、
1985年人材派遣会社創業。
1997年アソート(株)設立。

趣味:ラグビー、ゴルフ、映画、読書

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