DATE
2010.11.29

第56回

  

伝える

自分の考え方や心の底にある想いを周囲の方々や第三者の方々にどう伝えたら理解していただけるのか、その腐心、工夫に悩む場合があります。

目に見える形での「TV」や「映画」、「映像」シーンでのリアルさが持つ強いインパクトは、スピードと明確さにおいては一方的、一面的に「伝える力」を持っています。
片や、人が話す「言葉による伝達」や「文字による情報での伝達」での直接的な「聴覚」や「視覚」での伝わり方は、「受け手」によっては様々な理解レベルでのバラつきが生じたりします。
つまり、「受け手」側の立つ位置や背景によっては大変複雑になったり、理解に苦しむというような混乱が生じたり、本来の意図した構図とは全く違った局面・方向に拡がってしまいがちです。

そのような中でも、ひとつひとつ丁寧に、何事に対しても真摯に向かい合い、一所懸命にその時々の一瞬一瞬にほど良い緊張感を持って自分の全力を投入する。つまり「ベスト」を尽くす姿勢を保持していきたいと思っています。
限りある時間の中での己の自己形成を育む場は、その一瞬一瞬にかける集中力ではないかと思っています。

伝わり方によっては誤解が生じたり、思わぬ反撃に遭遇したりと、人と人の交わりの中では、やはり「伝える」ということの奥深さからしたら、時と所を十分にわきまえての慎重さや分かり易さ等にも怠りなく注意をしたいものです。

取締役会長

村岡 正啓

Muraoka Masahiro

同志社大学商学部卒業。
(株)大沢商会を経て、
1985年人材派遣会社創業。
1997年アソート(株)設立。

趣味:ラグビー、ゴルフ、映画、読書

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