DATE
2019.11.28

第164回

  

スポーツの力

先日閉幕したラグビーワールドカップ(以下RWC)日本大会が大成功と言われる背景は何なのか?
ラグビー発祥の地イングランド中心に発展してきたイギリス連邦以外で、しかもアジアのラグビー後進国の日本で、これほど人々の気持ちを揺さぶり、熱中の虜に陥れるラグビーの魅力は、まさにスポーツが持つ力強い高揚感やフィジカル的憧れや、興奮や感情の発露等の文化力ではないかと思えます。今秋の日本のスポーツ界のあらゆる話題を一気にさらった感があります。メデイアは勿論、街のあちらこちらで、RWCが取り上げられ「にわかフアン」なるラグビーファン層に及ぶ波及効果はかつてなかったのではと思っています。

人々を突き動かすのは、感動が全てです。感動に揺さぶられた多くの方々へのメッセージがあの戦いぶりの数々のシーンにふんだんに溢れていました。身を挺しての防御(タックル)や、見方を信じてのオフロードパスだとか、一丸となってのスクラムで相手FWを崩すとか、テイーム仲間との強い絆とか(日本を母国としない外国人プレーヤー)もふくめ15人全員が一体となった美しい風景はラグビーならではの感じがしました。ラグビーというスポーツの持つ、無限の人間へのアピールがプレーヤーは勿論観る観客層の隅々までしみとおるようなエネルギーが届けられたような気がします。
最後に、ラグビー憲章には品位(INTEGRITY)、情熱(PASSION)、結束(SOLIDARITY)、規律(DISCIPLINE)、尊重(RESPECT)の5つが制定されています。全員が身体に染透っているようでした。

取締役会長

村岡 正啓

Muraoka Masahiro

同志社大学商学部卒業。
(株)大沢商会を経て、
1985年人材派遣会社創業。
1997年アソート(株)設立。

趣味:ラグビー、ゴルフ、映画、読書

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