DATE
2018.10.31

第151回

  

「理」と「情」

秋晴れの日々は、様々な心象風景を招いてくれます。凛とした静かな明け方の肌寒さは夏の神経の疲れを癒してくれます。爽快さを伴った日差しの中では心身の活動を呼び起こしてくれます。秋は夕暮れと詠われたように、様々な日常のたたずまいがゆっくりと閉じるような静けさが迫ってくるような気配がします。
幾分白くなった月を見上げる心地も静かな空虚な面持ちで眺めることができるような感じです。

それほどに季節感あふれる国情は、日本のアイデインテイだといえます。また、越しかたを振り返る機会の多くは季節の入れ替わりと同じくする時が多いように思います。行動の原点は飽くなき探求心、研究心からだと思います。ノーベル医学、生理学賞受賞の本庶先生も「何がしりたいか?」を追求する一貫性から大きな成果が生まれました。

自分が、どのような役割を果たしてきたか、これから何をなすべきか等々いつも覚え定まらぬ凡人として一年一年の区切りのなかでこの時節には焦燥感が襲ってきます。
それでも日々、無駄なく精一杯の努力を惜しまない。何事もベストを尽くそう。地道に良いことは継続していこう。自分以外の人のために何かできないか。理と情が相半ばしての葛藤から逃れられるよう精進したいものと思うこの頃です。

取締役会長

村岡 正啓

Muraoka Masahiro

同志社大学商学部卒業。
(株)大沢商会を経て、
1985年人材派遣会社創業。
1997年アソート(株)設立。

趣味:ラグビー、ゴルフ、映画、読書

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