DATE
2016.12.28

第129回

  

「当事者感覚」

人から頼まれると、概ねその頼まれごとに応えようとしてしまうことが多々あります。その所以は、親譲りの「DNA」が大半を占めているのではと思っています。

お人よしには違いない一面は両親の背中を視て育ってきたからかも知れません。どんな頼まれごとでも非常識なことでない限り、何とか応えられないかと真剣に考えてしまう傾向があります。当方側の諸事情が多々あることも自覚しながらも誠意を尽くし、相手側の事情に則して応えようとするのかもしれません。

ことほどさように、ストレートな感覚で物事を受け止めてしまうという習性がなせる技でしょう。ですから、見てみぬふりとか、どうせ自分に関係のないことだとか、自分にとっての利益には繋がらないこととかの思考の領域が特に乏しくできているのかも知れません。
それだけに人間界の様々な性格模様を人一倍垣間見ることが出来たり、時にはその善意を悪用され思わぬ被害に出くわしたリとか逆境に陥ったことも少なからずあります。

何事も主体的に捉えると同時に、いつしか、その中の当事者感覚で対応してしまうという積極さを失っていない分味わい深い含蓄となって自分を鍛えてこれたのかも知れません。

取締役会長

村岡 正啓

Muraoka Masahiro

同志社大学商学部卒業。
(株)大沢商会を経て、
1985年人材派遣会社創業。
1997年アソート(株)設立。

趣味:ラグビー、ゴルフ、映画、読書

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