第106回
人材業界に身を置くこと、早や30年の年月が流れようとしています。 漸く、仕事の世界での過半の時を「人材」の業界に投じたことになります。
数多くの反省や失敗、度重なる試練との遭遇に相まみれながらもどうにか、今日まで何とか無事過ごしてこられたのは、やはり何といってもすべからく幸運に恵まれたことに尽きるのではないかと思っています。
創業来から絶えず、とりわけ「人材」に関する新たな「ご要請」や「ご相談」時には叱責や、苦情、クレーム、等々、引きも切らない言葉の摩擦の連続が一重にも二重にも重なりつつ、成長させていただいたことのありがたさが身に沁みて参ります。
それらの背景には、そのときどきの時代を反映した新たな胎動なり、「時代の要望」としての課題をしっかりと真正面から受けとめさせていただいた証しとして業界内で支えられてきたのではと思っています。
それは、その時々の時代の様相を感じとる感性、つまり時流に旨く対応していける技量なり知恵や創意工夫を怠りなく絶えずその感覚を磨いて置くことに尽きると思います。
それらが繋がってこそ、「人材業界」の発展や、「社員」及び関係者の方々へのご褒美ではないかと思っています。
時代の風を肌で感じながら変化の兆しに触れては新たな行動への闘志がわいてくるような気がします。
取締役会長
村岡 正啓
Muraoka Masahiro
同志社大学商学部卒業。
(株)大沢商会を経て、
1985年人材派遣会社創業。
1997年アソート(株)設立。
趣味:ラグビー、ゴルフ、映画、読書