DATE
2023.02.21

第203回

  

置かれた場から

それぞれに、何がしかの手だてなり、目標なり自分なりの指針を無意識か、或は強く意識しているかによってその成果や果実に大きな乖離がみられるのではと思っています。
周囲の環境や家庭での幼少時に受ける親からの躾や叱咤、賛辞や、教育などなどが基本的にその人の精神的な判断の基軸をもたらすのではなないでしょうか。

幼少期、少年期までに置かれた環境や、もしくは自ら投じた環境下での修練がその後の生き方に大きな影響をもたらすのではと思っています。
周りの情況に安易に迎合してしまうことで、摩擦も避けられ、孤立も逃れ、周囲の環境からはみ出すことなく無事その場が安堵に過ごせることで自身の納得の時間がすぎていける場もありましょう。
片や、何事も自分が主体性を持って、自らが考察し、吟味し、自らの判断と決断に基づく行動を心がけ、周囲の情況から、客観的に自らを捉え次なる行動への自覚と修養を自らに課せていく、つまり重荷を自らに背負わしていける場もあるでしょう。
安易に自分の置かれた場から逃げない自分を成長させてくれる一番の環境はその場から逃げないことが全てではないかと思っています。

自分の使命を理解し、次なる成長へと導いてくれる最高の場はいつも目の前にある課題を避けたり、観ても観てないふりをしたり、気づかないふりをしたり、気づいても行動に移せない自分との闘いに如何に真正面に取組んでいけるかが大変大事な事だと思っています。

取締役会長

村岡 正啓

Muraoka Masahiro

同志社大学商学部卒業。
(株)大沢商会を経て、
1985年人材派遣会社創業。
1997年アソート(株)設立。

趣味:ラグビー、ゴルフ、映画、読書

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