DATE
2023.05.29

第206回

  

「未来から学ぶ」

先人から受け継いだ遺産や遺物が、現在の有形、無形の恩恵を、形として残され、大小さまざまな社会の存立に至らしめているのではと思っています。

それ程に、今あるは、過去からの延長で、その時々の時世の変化をうまく捉え、大きくその本来の流から逸脱することなく無難な道を辿れてきたからこその結果ではと思っています。
果たして過去からの踏襲、それだけでよいのか、あるいはもっと良い方法や、手段や、考え方、取り組み方、研究、模索、行動等々、つまりイノベーション・革新に繋がる考察や観察の余地をあえて無視して来たかの反省の余地は多少のこされているかと思います。
昨今、世情の変化のスピードからして、過去からの呪縛や、旧くからの慣習や、常識が覆うような、硬直化された組織行動のままの企業活動に終始している企業は皆無だと思いますが、映し出される現象はどうも「ゆでガエル」状態に陥ってしまっているような印象を受けます。

ノーベル平和賞に輝いた、シモン・ペレス(元イスラエル首相)氏は 2016年「シエアリングエコノミー、人工知能(AI)、量子技術、バイオ」で今こそ未来に生きる人間を育てるべきとあると語り、「我々は過去から学ぶのではなく未来から学ぶべきだ」との考察を発信しています。未来を育てられる環境をいかに創生していくかも大事な社会活動だと思っています。

取締役会長

村岡 正啓

Muraoka Masahiro

同志社大学商学部卒業。
(株)大沢商会を経て、
1985年人材派遣会社創業。
1997年アソート(株)設立。

趣味:ラグビー、ゴルフ、映画、読書

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