会長コラムCOLUMN

偶然にも等しい、たまたま、巡ってきたような出会いがあります。その後の生き方なり、考え方なり、挙句は所作・動作に至るまでが、待っていたかのように、それを機に自分に変化への礎のヒントを頂いたと実感する場合があります。

人それぞれの目くるめく、ときの流を一（いつ）にしては、その時その時で出会った方々からの多少の濃淡の差はあれ、何らかの感化を受けそれがいつしか自然な形で身に付いてしまうことがあります。
いくら、書物や、映像など、視覚に及ぼす主観的な捉え方での刺激があっても、やはり人との出会いによってのみしか、双方が醸し出す人間性や、その人の習性や思考や、価値観に至るまでの底深い魅力などは、なかなか見出しにくいのではないでしょうか。
それ程に、人が進歩・発展に連なる途上にあって人との交わる環境をいかに自分の周囲に持つか、持てるか、築いていくか等々は、自らが能動的に、初動的に動くかどうかが非常に大切です。
そのような中、自分の意志・思考にされにくい、たまたまの巡り合わせによるご縁が、その後の大きな岐路・発展に繋がる要素が隠れていたりします。

その巡り合わせに、逆らわずに感謝の念をもって、順境な事と受け止めていくという習性が大変重要なことだと思っています。が、一方、逆境な状況に追いやられても、それも自分にとっては次なる、巡り合わせに向かうための試練だと思える心が大事だと思っています。

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