DATE
2022.01.31

第190回

  

気遣いができる

奇しくも新型コロナ感染症の世界的な、パンデミック現象がデジタル社会への本格化をもたらしたと言えるかも知れません。デジタル空間がもたらす、無機質で透明なコミュニケーションでの合理性並びに簡素化やスピード等従来にはなかった、新たな社会の場が創生してきた感があります。

状態下しつつあるリモート化が、より一層の活動範囲の拡大に伴う多大の移動のエネルギーを省き、同時に多層的な時間の活用は全地球的な時間の差異を無くすこと等に大きなインパクトをもたらしました。が、翻って、従来社会での人としての本源的な成長を育んでくれたのは、リアルのコミュニケ―ション社会の存在を抜きにしてはならないとも感じています。
そこには、対話の中に、温度感としてのぬくもりや、冷たさを感じたり、時には重量感としての、重みや、軽さも感じたりとすることなど、リアルの場のもたらす空気やその場の臨場感独特のニュアンスから対峙する双方に成長の種が芽生えたり、その時、その場での気遣いが新たな気付きを促してきてくれる雰囲気というのは決して侮りがたいものだと確信しています。

大事な心は、周りの方々への思いやりや、気遣いなのでは強く思っています。リモートもリアルもそこには「心」の存在と交流があることを願っています。

取締役会長

村岡 正啓

Muraoka Masahiro

同志社大学商学部卒業。
(株)大沢商会を経て、
1985年人材派遣会社創業。
1997年アソート(株)設立。

趣味:ラグビー、ゴルフ、映画、読書

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