DATE
2021.12.24

第189回

  

見通してみる

なぜこんなことが起こるのか。どうしてこのような事態になるのか。この先どう取り組めばよいのか。人は現実を眼前にとらえては、なぜここまで気が付かなかったのか等の悔悟や落胆および反省などを繰り返しながらおおむね精神的な時間の成長を辿って来ているような気がします。

時代の節目となる和暦の歴史ごとの総括などが、例えば「失われた30年」とか表現されたりします。がその時々では誰しもがそのような一時期を俯瞰して捉えているとは思えません。
ただ、極一部の方々はそのような時代背景に映されるような事象の変化を把握・承知されていてもその時には内なる発信のみかも知れません。いつの時でも、その時代を見通してある種の予見を保つことは、道なき路を歩むがごとく安全に取り過ごせるよう細心の注意を周りに廻らせながら通り過ごせるよう、無意識のうちにも見通しをきかせているからだと言えるでしょう。
見通す力があるとすれば、経験値や知見、状況判断を促す先進の情報力やデーター分析力等々がより精度を増すかもしれません。

ゲーム性ではありませんが将棋の藤井4冠やMLBの大谷翔平選手、ヒット商品群やヒットデザインでの感性等々は、その予見の頂上を目指す、凄まじい努力や鍛錬が裏打ちされているからこそだと思います。ただただ、人は見通すことでその予見での判断や行動を起こしています。少し、意識して日々を見通して無駄のない時間を過ごしたいと思っています。

取締役会長

村岡 正啓

Muraoka Masahiro

同志社大学商学部卒業。
(株)大沢商会を経て、
1985年人材派遣会社創業。
1997年アソート(株)設立。

趣味:ラグビー、ゴルフ、映画、読書

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