DATE
2021.08.26

第185回

  

「負荷をかける」

時たま、体育会系の世界で育ってきた過去の風景を思い出すときが在ります。もうこれ以上という自分の限界の尺度に左右され、そこで練習なり、鍛錬の終末をあえて迎えてしまうのが常かも知れません。よって、それ以上の記録も経験の世界を知らずにピリオドが打たれてしまいがちです。

要は自分の描いた尺度でしか到達できない限度が俗に言う限界点だとそこで区切ってしまうのが、大方の妥協点なのかも知れません。その限界点の尺度をどこに持っていくかは、自分しかいないし、自分で自分への負荷の量と質のレベルも自分の意志だと思っています。スポーツの世界に限らず、ビジネスの世界でも、いわんや人生そのものにも、自分として精一杯の精魂を傾けての判断と行動が伴っての結末かどうか?は自分でしかそれを検証することが出来ません。
とかく、プロでもない限り、なかなか自分を追い込めません。安易な妥協と、安易な納得で、そこそこのレベルで終わってしまいがちです。

何々のトップになる、と目標を定めた場合は、そこへの頂点を目指し常に向上心を持っていたか、自分の置かれた状況から判断してどのような能力と技術をいつまでに身につけなければならないか、そのためには、個々の目標レベルをどこまで設定すべきか、しかもいつまでに到達しなければならないか等、きめ細かな自分への負荷のかけ方と実行力が、左右するのではと思っています。

取締役会長

村岡 正啓

Muraoka Masahiro

同志社大学商学部卒業。
(株)大沢商会を経て、
1985年人材派遣会社創業。
1997年アソート(株)設立。

趣味:ラグビー、ゴルフ、映画、読書

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