会長コラムCOLUMN

見通しの定かでない、時勢の只中にいます。
自然現象での濃霧や薄暮とは異なる人為現象での見通しの悪さは、表裏一体での不安や暗さを醸し出します。
普段での生活、仕事やレジャーでは、概ねは帰結してくるであろう大体の結末に備えての準備や心構えが出来ているのではと思っています。

プロスポーツ界での激しいサッカーゲームや南半球のラグビーゲームを観ていますと、チーム全体の中に周知され組み立てられた勝利へのシステム（仕組）、プレーが随所に見られます。素人目に白熱したゲームの見事な展開には思わず感動してしまいます。
それらの激しいフィジカルな動きの背景には、個々の選手が練習に練習を重ね、努力に努力を積み上げて、またその人個人に身についた「自律力」の為せる自然的反応の賜物ではと思っています。

想定をはるかにしのぐ場面での自然反応的な対応は、私達の日常の業務のあらゆる場面の多くにも取り出して活かしていくことが肝要かと思っています。

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