DATE
2009.1.13

第34回

  

師のことば

ラグビー界の名伯楽として名をはせた同志社大学の故岡仁詩先生から、遠く学生時代に教わった指導者としての言葉が今でも胸に去来します。

伝統になった自主性を重んじる学生主体の考えるラグビーとして、上から押し付ける指導ではなく、「現場」で「こんなやり方」「こんな方法」もあるのではないかと、いつも大所高所に立った目線でのアドバイス・指導を授かりましたことを今日の会社経営でも活かさせていただいております。
日々、変化の度を増す経済社会の中で、いつも「現場」に立った改善、工夫が重ねられないと進歩・発展へと結びついていきません。

もうひとつ印象に残るご指導のお言葉として「近道(要領のよい動き)はあかんで」という言葉があります。
広いラグビーグランドの一面では、「ボール」の位置や味方のプレーヤーに向かって真っすぐ、一番効率の良い動線でフォローワープレイヤーが動くのですが、チームプレイの中で誰もが動線の効率性を重視した「走り」をします。
然し、岡先生曰く、「決して、無駄にはならない動き」としてあえて「近道(効率優先)」するよりも、多少遠回りした動線での動きが逆に重要なポジショニングに連なることも教えていただき、「人」の一生について考えるとき、ふっと「無駄」なことかと思いつつも、多少「遠回り」かと思いつつも、存外に結果としては大いに自己の修練として身についてきているような気がします。

取締役会長

村岡 正啓

Muraoka Masahiro

同志社大学商学部卒業。
(株)大沢商会を経て、
1985年人材派遣会社創業。
1997年アソート(株)設立。

趣味:ラグビー、ゴルフ、映画、読書

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