DATE
2018.11.30

第152回

  

必然を考える

何事もうまくはかどらないことが重なりますと、とかくその要因なり背景には何か自分以外のことが起因ではないかと探るような動きがたまに生ずることがあります。
不遇をかこつことは何かが左右していて、本来起こることのないような事での、偶然のいたずらのせいではと妙に納得してしまう時もあります。自分の本分とはかけ離れたような大きなミスとか、大変な忘れ物とか、いざとなると立ちはだかる大きな壁とか、とかく自分の描いたように展開してくれない時なども含めて、その起因なり、原因なりが自分以外のどこか潜んでいるのではと探ろうともします。

あの時、あの人に出会わなければとか、なんでこんな目に遭わなければとか世事全般に生ずる生活の摩擦のなかでの営みは、すべて偶々のとか偶然であったかのように見過してきてはいますが、どうやら必然的なシナリオなり、筋書きなりに沿わされているのかも知れません。
自分では十分に意図したものとして提起してきたものが実は用意周到に準備された必然的な世界に無意識のうちに先導されているのではと思うこともあります。が、誰しもが自分の努力や向上心を高め進化していくことに最大のエネルギーを注力しての日常だと思っています。されど運とか、不運とか、偶然とか、一部の感情を超越した感覚的な状況もなぜか、結局は必然的なものとしての足跡を見ているように感じます。

取締役会長

村岡 正啓

Muraoka Masahiro

同志社大学商学部卒業。
(株)大沢商会を経て、
1985年人材派遣会社創業。
1997年アソート(株)設立。

趣味:ラグビー、ゴルフ、映画、読書

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