DATE
2016.3.31

第120回

  

日本のこころ

外国人観光客が年間2000万人に迫ろうとしています。特に隣国の中国、韓国、台湾、香港それにタイ、マレーシアと圧倒的にアジアの国々の方々の訪日が続いています。
大阪「ミナミ」地区は異色的な存在で、中でも心斎橋筋はもはや多数の訪日客に占拠されたかのような風景が日常茶飯化してきています。道行く人々の喧騒の中でもひときわ大きな塊となって、外国語がまるで「こだま」のように反響音となってまさにアジアの中の「大阪」の様相です。

これほどの観光客が押し寄せるとは、つい4,5年前までは考えられなかった光景です。心斎橋筋商店街は、大丸心斎橋店を筆頭に有名カジュアルウェア、ドラッグストア、飲食店、ゲームセンター、伝統工藝店、等々が立ち並び俗にいうインバウンド消費のメッカと化してきています。
これほどの日本への信頼は何なのか、日本人の持つ「まごころ」や「親切」に対しての、大きな安堵感と購入商品の品質の安定感、安心感が精神的な満足度となってより一層の割安感を醸し出しているのかもしれません。

世間一般的に、何人に対しても公平に分け隔てなくその意に尽くすという古来の接遇態度に大きな信用の築きがあるように思います。
対外国人観光客もさることながら広くわれわれ一般社会においてさえも先の東日本大震災における被災者の方々同志でもお互いに協力し支えあうという人と人の絆が自然と醸成されるのは世界のなかでも日本独自の「こころ」のような気がします。人を大事に人に尽くして行くことが、人の道のような気がします。

取締役会長

村岡 正啓

Muraoka Masahiro

同志社大学商学部卒業。
(株)大沢商会を経て、
1985年人材派遣会社創業。
1997年アソート(株)設立。

趣味:ラグビー、ゴルフ、映画、読書

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