DATE
2015.06.30

第111回

  

ひと言の感化

「あんたはもともと“基礎体力”があるんやで」と、今は亡き母が励ましてくれた「ひと言」が当時40代半ばでの生まれて初めて、入院、加療に入った時での大きな支えの言葉であったように思います。

前月に引き続き「言葉の力」は、私たちに時に大きな勇気と自信を与えてくれます。その時々に耳にする、ふとした「ひと言」に接することによって、大きな自信が芽生えたり、素直に喜んだり、または大いに奮い立ったりします。

または、その耳にした「ひと言」が逆に大きな感情のうねりとなって後々の人生に影を落したり、遺恨となってあとあと無駄な神経の浪費になってしまう場合もあります。
それほどに、言葉を発するそれなりの立ち位置のしかるべきひとの「ひと言」があらぬ誤解を生じさせないともか限りません。

ですから、自分がその立場に立っての発した何でもない「ひと言」が相手方に、大きな心の傷となって残る場合や、もしくは絶縁や、絶交はもちろん、恨みを託つ場合もあります。
よって、言葉での発信には、時には好天の慈雨となり、さては思いもよらぬ魔物が潜んでいるような気がいたします。「言葉」は大事にしたいものです。

取締役会長

村岡 正啓

Muraoka Masahiro

同志社大学商学部卒業。
(株)大沢商会を経て、
1985年人材派遣会社創業。
1997年アソート(株)設立。

趣味:ラグビー、ゴルフ、映画、読書

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